論文で頻出のEt Al. とは?意味・読み方とピリオド位置の鉄則

論文で頻出のEt Al. とは?意味・読み方とピリオド位置の鉄則

論文で頻出のEt Al. とは?意味・読み方とピリオド位置の鉄則についての真相をご紹介します。

学術論文における「何人以上の著者からet al.を用いて省略できるか」というルールは、投稿先の学会やジャーナルが採用している引用スタイル(APA、MLA、シカゴ、IEEE、Nature等)によって大きく異なります。

国際的に極めて広く採用されているAPAスタイル(アメリカ心理学会)では、2019年末に改訂された第7版以降、本文中の引用ルールが大幅に簡素化されました。旧版(第6版)では「初出時は5名まで全員列挙、2回目以降は3名以上で省略」という複雑な運用が求められていましたが、現行基準では「3名以上の共著論文は、初出時から一貫して第1著者+et al.」に統一されています。

主要な引用スタイルにおける本文引用と参考文献一覧(References / Bibliography)の規定をまとめたデータ比較は以下の通りです。

引用スタイル / 分野本文中の引用ルール(In-text Citation)参考文献リストでの記載基準(Reference List)編集部の見解・実務上の注意点APA 7th
(心理学・社会科学・看護等)3名以上の共著は初出時から「第1著者 et al.」で省略。
※1〜2名は全員列挙最大20名まで全員列挙。21名以上の場合は19名まで記載後、「...」を挟んで最終著者名を記載。参考文献リスト側では「et al.」を使わず、原則20名まで実名を網羅させる設計思想が顕著。MLA 9th
(文学・言語学・人文学等)3名以上の共著は「第1著者 et al.」で省略。
※1〜2名は全員列挙3名以上の場合、第1著者名のみを記述し「, et al.」を付して末尾を省略可能。本文と文献一覧の閾値が一致しており、執筆時の混乱が最も少ないフォーマット。Chicago 17th / 18th
(歴史・出版・学術総合)4名以上の共著で「第1著者 et al.」を適用。
※1〜3名は全員列挙原則として全員列挙(著者数が10名を超える場合は7名まで列挙し「et al.」で省略)。著者・発行年(Author-Date)方式と脚注方式で細部規定が分かれるため要事前確認。IEEE
(工学・情報科学・電気電子)本文中は数字による参照番号 [1] を用いるが、著者名言及時は3名以上でet al.6名まで全員列挙。7名以上の場合は第1著者名+「et al.」とする運用が一般的。ジャーナル・国際会議ごとのAuthor Guideによる指定が厳密。プレプリント参照時は注意。Nature / Science
(自然科学・総合科学誌)本文中は上付き番号(例: 1)で処理。文中言及時は3名以上でet al.5名まで全員列挙。6名以上の共著は第1著者のみ記載し「et al.」で省略(誌面節約)。紙面スペースの制約が厳しいトップジャーナル特有の極限まで効率化された短縮形式。
鈴木 陽菜
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鈴木 陽菜

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