一方で、転職市場における商工中金出身者の価値は、むしろ高まっているという見方もある。政府系時代に培った財務分析の基礎体力と、民営化プロセスで鍛えられたタフな営業力を併せ持つ人材は、地銀やコンサルティングファームにとって格好のターゲットだ。
組織の変革期をサバイブしたという経験自体が、キャリアにおける強力な武器になる。ぬるま湯の環境を求めていた層にとっては「やばい(厳しい)」環境だが、圧倒的な成長や市場価値の向上を目指す若手にとっては、これ以上ない「やばい(魅力的な)」チャンスの場へと変貌を遂げているのだ。