購入を迷う最大の要因は、間違いなくコストパフォーマンスと手元に残す価値のバランスだ。一般的な大学の卒業アルバムの価格相場は、1万5,000円から3万円程度。専攻や全学規模の製本仕様によって差が生じるが、決して安い買い物ではない。
かつては7割以上の学生が迷わず購入していたが、現在の購入率は4割から5割前後にまで低下している。購入後に「結局一度も開かなかった」「場所をとるだけで処分に困った」と悔やむ声がある一方で、「数年後に友人たちと集まった際に最高の酒の肴になった」「キャンパスの風景や当時の空気感が一冊に凝縮されていて買ってよかった」と満足する層も確実に存在する。後悔を避ける秘訣は、他人の動向に流されず、自分にとっての保管場所と将来見返す頻度を客観的に想定することだ。