「血液型も隔世遺伝で祖父母と同じになるのか」という疑問を持つ人も多いですが、ABO式血液型もメンデルの法則に従って忠実に受け継がれます。
血液型を決定する遺伝子にはA、B、Oの3種類があり、AとBが顕性、Oが潜性です。例えば、両親がともにA型(遺伝子型がAO)の場合、O型の遺伝子同士が合致すれば25%の確率でO型の子どもが生まれます。もし祖父母にO型がいれば、親世代を飛び越えて祖父母と同じ血液型が現れたことになり、これも立派な隔世遺伝の構図です。
なお、極めて稀なケースとして、ひとつの染色体上にAとBの両方の遺伝子が乗っている「シスAB型」や、本来の血液型抗原が発現しない「ボンベイ型」といった特殊な血液型が存在します。これら特殊な遺伝型を持つ家系では、一般的なABO式の組み合わせ予測とは異なる血液型が孫の世代に現れ、一見すると不可思議な隔世遺伝に見えることがあります。