ガイガーカウンターの仕組みと選び方!シンチレーション式との違いと数値の見方

ガイガーカウンターの仕組みと選び方!シンチレーション式との違いと数値の見方

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放射線測定器を検討する際、必ず比較対象となるのが「シンチレーション式測定器」です。両者は検出原理と感度の面で根本的に異なります。

シンチレーション式は、放射線が当たると微弱な蛍光を発する結晶(ヨウ化ナトリウム「NaI(Tl)」やヨウ化セシウム「CsI(Tl)」など)と、その光を電気信号に増幅する光電増倍管(または高感度半導体センサー)を組み合わせた仕組みです。気体を媒体とするGM管に比べ、固体結晶は密度が圧倒的に高いため、放射線(特に透過力の強いガンマ線)を捕獲する確率が桁違いに高くなります。

日本国内の通常の環境下における空間線量は毎時0.04〜0.10マイクロシーベルト(μSv/h)程度の極めて低いレベルです。このような低線量環境下では、一般的な小型GM管のガイガーカウンターだと1分間に数回から十数回程度しかパルスが発生せず、統計的なばらつきが大きくなって正確な線量率を表示するまでに長時間の積算が必要になります。一方、高感度なシンチレーション式であれば毎分数百〜数千カウントを拾えるため、低線量下でも素早く安定した測定が可能です。

放射線管理区域などの個人用線量計や現場作業用としては、衝撃に強く小型化が容易な半導体センサー式やGM管式が多用されますが、平時の自然放射線やわずかな線量変化を精密に捉えたい場合には、シンチレーション式測定器に軍配が上がります。

橋本 菜々子
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橋本 菜々子

グルメと旅を愛するフリーライター。全国各地の隠れた魅力を独自の視点から紹介します。