親子二代、あるいは三國を含めた三代での共演も果たしている佐藤家だが、彼らの関係性はベタベタしたものではなく、非常にドライでプロフェッショナルなものだ。佐藤浩市自身、息子が俳優の道に進むことに対して最初は複雑な思いを抱いていたとされるが、現在は一人の役者としてリスペクトしている様子がインタビューなどからも窺える。
2026年現在、寛一郎はインタビューで「偉大な父や祖父の影を意識しないと言えば嘘になるが、自分は自分の表現を突き詰めるだけ」と語っており、自立した一人の表現者としての覚悟が滲む。アナウンサーという噂を鼻で笑い飛ばすかのように、彼は今日もスクリーンの中で泥臭く、そして美しく役を生きている。