テクノロジーの進化は、新たなニッチ市場も生み出している。例えば、「情報処理安全確保支援士」は比較的知られているが、さらに踏み込んだ「海事代理士」や「土地家屋調査士」といった、アナログとデジタルが交差する領域の資格が今、非常に熱い。
海の司法書士とも呼ばれる海事代理士は、船舶の登記や検査手続きを独占する。競合が極めて少なく、一度顧客を掴めば一生モノの人間関係が築ける。土地家屋調査士も同様だ。不動産の境界線を確定する作業は、ドローン測量が進んだ今でも、近隣住民との交渉や歴史的な資料の読み解きといった「極めて泥臭い人間力」が必要とされるため、AIの参入障壁が最も高い領域の一つとなっている。