現在、日本のD2C寝具市場は乱世の様相を呈している。オーストラリア発のコアラマットレスやドイツ発のエマ・スリープが若者を中心に圧倒的なシェアを獲得し、国内勢ではアスリートを起用したエアウィーヴが高反発マットレスの代名詞として君臨する。これらのライバル勢に対し、どのような立ち位置を保っているのだろうか。
最大の強みは「手軽さ」と「認知度の圧倒的な高さ」にある。他社の多くが数十kgある厚手のマットレス本体の買い替えを提案するのに対し、既存の布団やベッドの上に一枚重ねるだけという「トッパー」としてのスタイルを早期に確立した。この既存の寝具を無駄にしない導入ハードルの低さが、競合の猛追をかわし続ける強力な防壁となっている。