細木数子氏が世に出る最大の武器となったのが、中国古来の易学や万象学を独自に再編したとされる「六星占術」でした。1980年代から関連書籍がベストセラーを連発し、発行部数は累計で1億冊を突破。「大殺界」という言葉は日常会話に定着するほどの社会現象となりました。
2000年代に入ると、TBS系『ズバリ言うわよ!』やフジテレビ系『幸せって何だっけ 〜カズカズの宝話〜』など、ゴールデン帯の冠番組で視聴率20%超を連発。大物タレントや政治家に対しても容赦なく説教を浴びせる姿が視聴者にウケ、メディア界の頂点へと上り詰めました。
しかし、その権勢は長くは続きませんでした。細木数子氏がテレビから消えた理由の根底にあったのは、「占い」の枠を超えた過激な恫喝まがいの言動と、視聴者・被害者からの抗議、そしてメディアが長年見て見ぬ振りをしてきた彼女の「裏の履歴」に対する社会的包囲網の形成でした。