スマートフォンの画面をスクロールすれば、真偽不明のゴシップがあふれている。なぜ私たちは、他人の、それも憧れのスターの破局やトラブルにこれほどまでに惹きつけられるのだろうか。心理学的な視点で見れば、それは「完璧に見える存在の人間らしさ」を確認したいという大衆の歪んだ欲求の現れだ。特に「ももクロ」という、常に笑顔と元気を届けてきたグループだからこそ、その裏にあるかもしれない「影」の部分を、ネット社会は執拗に探ろうとする。
アルゴリズムもこの現象を後押しする。クリック数を稼げる刺激的なワードは優先的に表示され、ユーザーの不安や好奇心を煽る。結果として、実体のない噂が雪だるま式に膨れ上がり、トレンドワードを支配することになるのだ。