リリースから年月が経過した現在も、SpotifyやApple Musicなどの主要ストリーミングサービスにおいて、「そっけない」はプレイリストの常連であり続けている。
夜深い時間帯や、雨の日の通勤通学、あるいは失恋の痛みに寄り添いたい夜。若年層だけでなく30代以上の音楽ファンも含め、時代や世代を超えて再生数が伸び続けているのはなぜか。それは、デジタル配信時代のスピード感とは対極にある「いつまでも消えない情念の余韻」をこの曲が保持しているからだ。一度耳にすれば、いつかの記憶の底に眠っていた「届かなかった恋」の痛みが呼び覚まされる。サブスク時代のプレイリスト文化の中でも、その存在感は色あせるどころか増すばかりだ。