十万石饅頭を語る上で絶対に外せないのが、昭和を代表する世界的な版画家・棟方志功とのエピソードだ。彼がこの饅頭を食べた際、そのあまりの美味しさに感嘆して描いた絵と「うまい、うますぎる」という言葉は、今やブランドの象徴として親しまれている。
皮には新潟県産の厳選されたつくね芋を使用し、独自の製法でしっとりとした歯触りを実現。中の餡は北海道十勝産の小豆をじっくりと炊き上げた極上のこし餡で、甘さ控えめでありながら深いコクを誇る。棟方志功を唸らせたその妥協のない素材選びと伝統の技が、半世紀以上の時を超えてなお人々を魅了し続ける理由なのだ。