福岡市の高島宗一郎市長が旗振り役を務めてきた「天神ビッグバン」および「博多コネクティッド」は、都市機能の刷新を強力に牽引している。規制緩和を活用したビルの建て替えラッシュは、天神地区のみならず博多駅周辺の景観と人の流れを根本から塗り替えた。耐震性の向上や環境配慮型建築へのシフトは、安全で持続可能な都市作りのモデルケースとなっている。
民間投資の誘発による経済波及効果は想定を上回るペースで拡大中だ。しかし、一連の超大型プロジェクトがもたらすのは光ばかりではない。建設現場の人手不足や資材高騰、周辺道路の混雑など、現場が抱える実態課題についても多角的な視点からウォッチを続ける必要がある。