機体最前部に位置するのが、総理大臣や国賓が使用する「貴賓室(首相専用室)」だ。ここはまさに、地上にある官邸の執務室をそのまま空に持ち込んだような設計になっている。
木目調のシックなデスクには、最新のセキュアな情報端末が埋め込まれている。隣接するプライベートエリアには、長時間のフライトでも疲労を最小限に抑えるためのフルフラットベッドとソファが完備。民間機のファーストクラスと異なるのは、華美な装飾を排し、徹底的に「実用性」と「疲労回復」に特化している点だ。有事の際には、ここで国家の運命を左右する決断が下される。