声優がCDをリリースし、グラビアを飾り、武道館を満員にする。現在の「アイドル声優」というビジネスモデルの基礎を作ったのも、実は彼女たちの世代だ。若い頃の三石は、ショートカットが似合う快活なビジュアルと、ラジオ番組で見せる気さくでユーモア溢れるトークで、リスナーの心を掴んで離さなかった。
当時の雑誌の切り抜きやCDジャケットを見返すと、そこには平成のポップカルチャーを象徴するような、瑞々しくも芯の強い女性像が浮かび上がる。着飾らないナチュラルな笑顔と、仕事に対するストイックな姿勢のギャップ。それこそが、男女問わず多くのファンを虜にした最大の武器だった。