埼玉県公立高校入試を攻略する上で、学力検査当日点と同じくらい綿密に対策しなければならないのが調査書点(内申点)の扱いです。
埼玉県高校入試の内申点計算は、中学1年・2年・3年の評定(各5教科+実技4教科の合計45点満点)を用いますが、各学年の換算比率は高校・学科によって大きく異なります。
代表的な配分パターンとして、「1:1:2」や「1:1:3」を採用する進学校が多く見られます。中3の内申点が2倍〜3倍に重み付けされるため、中1・中2で内申点に伸び悩んだ生徒でも、中3の1学期・2学期で挽回できる余地が残されています。ただし、浦和高校や大宮高校などの最難関校では、合格者の大半が内申合計で「40〜44」前後を確保してくるのが現実です。
さらに学力検査において、県内上位20校以上が採用する「学校選択問題」(数学・英語)の難易度対策が必須です。数学では発展的な関数の融合問題や図形の証明、空間図形の切断など高度な思考力が問われ、英語では長文読解の分量増加と自由英作文の記述力が試されます。通常の共通問題で高得点を取れる実力があっても、学校選択問題の過去問では50点〜60点台に落ち込む受験生が少なくありません。部分点を確実に拾う記述答案の書き方を早期に身につける必要があります。