大相撲の親方が退職する際、支払われる金員にはいくつかの名目がある。基本となる「養老金」や「勤続加算金」に加え、横綱クラスにはその功績を称える「特別功労金」が上乗せされるのが通例だ。元白鵬の場合、この特別功労金がいくらになるのかが最大の焦点となっている。
過去の例を見れば、昭和の大横綱・大鵬には当時の金額で巨額の功労金が支払われたとされる。優勝45回、双葉山に迫る連勝記録など、数字の上では「史上最高」の成績を残した元白鵬である。単純な実績評価だけで算出すれば、その額は数億円規模に達するのが自然な流れだ。しかし、話はそう単純には進まない。