海外に目を向けると、イギリスのウェンブリー・スタジアム(コンサート時最大9万人)や、アメリカのSoFiスタジアム(最大10万人)など、メガスケールの会場がアーティストの世界ツアーの定番となっている。これらと比較すると、日本の首都にある最大級のスタジアムが「実質6万人強」で頭打ちになってしまうのは、興行ビジネスにおいて明らかな痛手だ。
世界的なスーパースターが来日公演を行う際、アジアツアーの候補地から東京が外れ、よりキャパシティの大きいソウルやシンガポールが選ばれるケースが目立ち始めている。新国立競技場のキャパシティ問題は、単なるチケットの取りにくさだけでなく、日本の都市競争力低下という深刻な影を落としている。