試合が大きく動いたのは第3クォーター中盤だった。停滞していたチームのオフェンスを打破すべく投入された河村は、コートに入るやいなやギアを一段引き上げた。相手ディフェンスのスイッチを一瞬の加速で振り切り、ペイントエリアへ侵入。カバーに入った巨漢ビッグマンの頭上を越えるロブパスを放ち、アリウープダンクを演出してみせた。
続くポゼッションでも、相手のダブルチームをあざ笑うかのような背中越しのノールックパスをコーナーへ通し、3ポイントシュートをアシスト。わずか4分間で5アシスト、2得点を叩き出し、一時は10点近く開いていた点差を一気に引き戻した。会場を埋め尽くした地元ファンからも、敵陣でありながら驚きと称賛のどよめきが巻き起こった。