「左様(さよう)」とは、漢字が示す通り「そのよう(然様)」という意味を持つ。つまり、「左様でございますか」を現代語に直訳すれば、「その通りでございますか」あるいは「そうでいらっしゃいますか」となる。相手の言葉を肯定し、同意を示すための相槌(あいづち)として、古くから日本のビジネス社会で重宝されてきた言葉だ。
しかし、ここで重要なのは、この言葉が「相手の意見に全面的に賛同しているわけではない」という点だ。単に「あなたの言ったことを受け止めました」という受領のサインに過ぎない。このニュアンスのズレが、現代のミスコミュニケーションを生む引き金になっている。