半年間、毎週月曜日から金曜日の朝に同じ顔を見続けるという体験は、他の連続ドラマにはない圧倒的な親近感を視聴者に与える。だからこそ、朝ドラで強い印象を残した俳優は、放送終了後も老若男女から愛される「国民的タレント」としての地位を確立する。
かつて脇役として強烈な個性を放った俳優が、その後主演級へと一気に駆け上がる例は後を絶たない。毎朝の放送で積み重ねられる視聴者との信頼関係は、短期間のスポットCMやバラエティ番組では決して築けない強固な資産となる。朝ドラへの出演は、単なるキャリアの一ページではなく、俳優人生のターニングポイントなのだ。