今回の快進撃を支えた最大の武器が、部員たちが自作した「対戦相手分析アナリティクス」だ。市販のハイスピードカメラとタブレット端末を駆使し、相手投手の球種ごとの回転数や配球パターン、捕手の送球癖までを徹底的にデータ化。試合前夜には選手だけでミーティングを開き、配球傾向を頭に叩き込んだ。
地方大会の準決勝では、優勝候補筆頭と目された私立強豪校のプロ注目右腕と対戦。ストレートに狙いを絞り、カウントごとに割り切ったスイングを徹底した結果、終盤で集中打を浴びせて逆転勝ちを収めた。精神論ではなく、科学とロジックで格上を攻略した瞬間だった。