物語の舞台であるバルカ共和国の政情は、13話において過去最高レベルの緊迫を見せた。これまで「別班」とサイレント・テロ組織「テント」の二項対立と思われていた構造の裏で、暗躍する第3の勢力「アル・ザマール」の存在が明確に浮き彫りになったからだ。
彼らの狙いは単なる資金調達にとどまらない。バルカ北部に眠る未採掘の稀少資源鉱脈の利権掌握であり、そこには日本の大手商社や自衛隊幹部の一部までもが関与している疑いが浮上している。13話中盤で提示された暗号化通信のコードは、第1話で乃木が誤送金事件の調査時に遭遇したデータの配列と奇妙な一致を見せており、数年前から周到に準備されていた巨大な陰謀であることを物語っている。