1994年、日本中を魅了したフジテレビ系ドラマ『夏子の酒』。造り酒屋の跡を継ぐヒロインを演じた和久井映見と、彼女を支える青年役の萩原聖人。画面越しにも伝わる二人の圧倒的なケミストリーは、単なる演技の枠を超えていた。翌1995年、彼らが実際に結婚を発表した際、世間は「理想のカップル」の誕生に沸き立った。
しかし、スター同士の結婚生活は平坦ではなかった。1999年には長男が誕生し、順風満帆に見えたものの、互いの仕事に対する姿勢やライフスタイルのすれ違いが報じられるようになる。そして2003年、二人は離婚を選択した。親権は和久井が持ち、泥沼の裁判劇ではなく、互いの未来を見据えた静かな幕引きだった。それ以来、二人の道が交わることは二度とないと思われていた。