2015年12月25日の未明、高橋まつりさんは東京都内の社員寮から身を投げ、24年の短い生涯を閉じました。クリスマスの日に遺された母への最期のメッセージには、深い愛情と限界に達した絶望が綴られていました。
「大好きで大切なお母さん、さようなら。ありがとう。人生も仕事もつらい」
母の高橋幸美さんは、愛娘の死を無駄にしないため、電通の責任追及と労災認定に向けて奔走しました。2016年9月に過労死(労災)として正式に認定された後も、幸美さんは全国の講演会やメディアを通じて過労死防止の法整備を訴え続けています。