観光シーズンになると一番街周辺の蔵造りの街並みは激しい混雑に見舞われる。この課題に対し、行政と地域住民が打ち出した策が「裏川越ルート」の立ち上げだ。川越市駅を起点とし、古い路地や歴史的建造物を巡りながら中心部へ抜ける新たな散策ルートである。
ルート沿いには、昭和初期の古民家を改修したクラフトビールバーや、地場野菜を使ったリノベーションレストランが相次いでオープン。観光客をメインストリートから分散させるだけでなく、地域に眠っていた歴史的資源に光を当てることに成功している。「大通りとは一味違う、静かで奥深い川越に出会える」と、国内外の旅行者からの評価もすこぶる高い。