愛犬のケア用品を人間用の洗濯機に放り込む行為は、家電の寿命と家族の衛生環境の双方に大きな代償を払うことになりかねません。家電修理エンジニアの現場データによると、ドラム式洗濯乾燥機や全自動洗濯機の故障原因において、ペットの抜け毛による排水弁の固着・乾燥ダクトの閉塞は上位の常連となっています。
水を含んでフェルト状に固まった犬の抜け毛は、一般的な糸くずフィルターをすり抜けて内部配管に蓄積します。これがヘドロ状の皮脂汚れと結合すると、排水エラー(C02エラーやE03エラーなど)を頻発させ、結果的にペット服洗濯機故障として高額な出張修理を余儀なくされるケースが後を絶ちません。
さらに見過ごせないのが、ペットタオル洗濯機衛生面の問題です。犬の被毛や皮膚には、健康な状態であってもマラセチア菌やブドウ球菌、微細なダニ類が存在します。人間用のバスタオルや赤ちゃんの肌着と同じ洗濯槽で洗い続けると、洗濯槽の裏側に「犬特有のバイオフィルム(菌の膜)」が形成され、家族の衣類にアレルゲンや独特の獣臭が移染するリスクが日本獣医師会などの報告でも懸念されています。