かつて学校帰りや仕事帰りに、ワンコイン(100円玉1枚)を握りしめて買えた記憶を持つ方も多いはずです。ここで、コンビニ各社における唐揚げ棒の値上げ推移を振り返ります。
2000年代半ばから2010年代前半にかけて、セブン-イレブンをはじめとする各チェーンのからあげ棒は税抜100円(税込105円〜108円)という驚異的なコストパフォーマンスで提供されていました。学生やビジネスパーソンにとって、最も身近なおやつ・軽食の代表格でした。
しかし、2010年代後半から段階的な価格改定が始まりました。主な推移は以下の通りです。
- 2010年前後:税込105円〜108円(ワンコインで買える黄金期)
- 2015年〜2019年:税込120円〜138円(消費増税や小幅な改定)
- 2026年〜2026年:税込160円〜180円前後(世界的な原材料・油・包装資材の高騰)
- 2026年現在:税込180円〜200円前後(プレミアム化・品質改良に伴う定着)
値上げの主因となったのは、主原料であるタイ産などの鶏肉価格の上昇、揚げ油(パーム油・大豆油)の高騰、さらに輸送用コンテナ運賃や急激な円安の影響です。100円台前半を維持することが困難になった結果、各社は「単なる値上げ」にとどまらず、肉のサイズアップや製法の見直しによって付加価値を高める道を選択しました。