単行本第46巻で完結を迎えた本作の結末は、連載当時なんJに無数の実況スレッドが乱立し、大きな物議を醸しました。ヤクザとの抗争を生き延び、裏社会の頂点との決死の駆け引きを制した丑嶋馨が、日常を取り戻した矢先に迎えた「あまりにもあっけないラスト」です。
かつて自分が切り捨てた下っ端の少年・ヤシロによって白昼堂々刺されるという幕引きに対し、ネット上では「因果応報の結末として完璧」「あれだけ多くの人間を破滅させてきたヤミ金のボスが無事に生き残るエンドはあり得なかった」という納得の評価が寄せられました。
一方で、「カウカウファイナンスの日常が続いてほしかった」「柄崎との絆を確認した直後だっただけに喪失感が半端ない」という悲痛な声も上がりました。劇的な散り際ではなく、路上でゴミのように刺されるという無慈悲なリアリズムこそが、真鍋昌平の描くノワール作品の真骨頂であったと今なお議論されています。