彼の名を一躍全国区へと押し上げたのが、テレビドラマ『姿三四郎』での主演作だ。柔道に青春を捧げる主人公のストイックな情熱と、繊細な内面を見事に演じ分け、当時の若者層を中心に爆発的な人気を獲得した。鋭い眼差しと爽やかな身のこなしは、視聴者の心を掴んで放さなかった。
また、松竹が手掛けた数々の映画作品や青春ドラマへの出演により、彼は「理想の青年像」として確固たる地位を築いていく。甘いルックスだけでなく、役柄の悲哀や人間味を巧みに醸し出す演技力こそが、彼を単なるアイドル俳優に終わらせなかった最大の要因と言える。