なぜ、これほどまでに圧倒的なスープが作れるのか。その鍵を握るのが、店主の熊谷達也氏だ。徹底した温度管理と、寸胴と向き合い続ける気の遠くなるような仕込み作業。鶏ガラやもみじを限界まで炊き出し、旨味を極限まで抽出し尽くす技術は、一朝一夕で真似できるものではない。
熊谷氏は妥協をいっさい許さない。「今日のスープが自分の納得する領域に達していなければ提供しない」という厳格な美学が、長年ファンを魅了し続ける「鶏白湯ラーメン」のクオリティを底上げしている。職人魂が注ぎ込まれた丼には、彼のラーメン人生のすべてが詰まっていると言っても過言ではない。