重症度を客観的に評価する上で欠かせないのがNYHA心機能分類だ。日本循環器学会および日本心不全学会が公表している最新のガイドラインでも、患者の自覚症状に基づいた段階的アセスメントが治療方針決定の柱として位置づけられている。
I度では日常活動で症状が出ないものの、II度では軽度の労作で息切れが生じ、III度では軽い日常生活動作(着替えや洗面など)でも著しい制限を受ける。IV度に至っては安静時にも息苦しさが持続する。2026年最新の診療トレンドでは、主訴の聞き取りと併せてバイオマーカーや心エコー図検査を統合した早期ステージ分類がより厳格に運用されている。