女優としての存在感を広く世に知らしめた契機といえば、NHKの『連続テレビ小説 ちむどんどん』への出演だろう。昭和の時代背景を色濃く反映した作風の中で、彼女が見せた自然体の演技は視聴者の記憶に深く刻まれた。
本格的なテレビドラマ出演という大きなハードルに対し、彼女は過剰な演出を削ぎ落としたリアルな感情表現で応えた。セリフのない一瞬の間や視線の動きだけで心情を表現する巧みさ。朝ドラという厳しい撮影現場を経験したことで、役者としての胆力は飛躍的に向上した。その後も単発のドラマや話題作へのオファーが相次ぎ、画面の中で放つ独特のオーラは作品の質を一段引き上げるフックとなっている。