上司に「了解しました」は失礼?敬語の真相と正しい言い換えマナー

上司に「了解しました」は失礼?敬語の真相と正しい言い換えマナー

上司に「了解しました」は失礼?敬語の真相と正しい言い換えマナーに関する気になる情報をわかりやすくまとめました。要点を確実におさえることができます。

詳細を見る

結論から言えば、「了解しました」を目上の上司や社外の取引先に対して使うのは、現在のビジネスマナーにおいて避けるべき表現とされています。日常会話の「わかりました」を敬語の丁寧語にした表現が「了解しました」ですが、なぜこれがマナー違反とされるのでしょうか。

言葉の成り立ちを見ると、「了解」は「事情を思いやって納得すること・理解すること」を意味します。明治から昭和初期にかけては軍隊用語や公的文書でも広く使われていましたが、言葉のニュアンスとして「事情を把握した側が、相手に対して了解を与える」という上からの視点が含まれやすい特徴を持っています。そのため、相手を敬うべき場面で用いると、無意識のうちに相手と同等か、あるいは上位の立場に立ったような響きを与えてしまうのです。

文法上は「了解(名詞)+しました(丁寧語)」であるため、日本語として完全に破綻しているわけではありません。しかし、2000年代以降のマナー本や企業研修で「了解=目下への言葉」という認識が急速に定着しました。受け手側の上司や顧客が「失礼だ」と感じるリスクがある以上、あえてこの言葉を目上に使うメリットは実務上存在しません。

前田 葵
Author

前田 葵

マーケティングと消費者心理のトレンドを分析し、現代のヒット商品の背景を読み解きます。