亜希の人生において、何よりも最優先されてきたのが二人の息子の存在だ。長男の大学卒業や自立に加え、慶應義塾高校野球部で甲子園優勝を果たし話題をさらった次男・清原勝児の成長は、彼女にとって大きな節目となった。
毎朝未明に起きて弁当を作り、グラウンドへ送り出し続けた日々。偉大な父の背中と母の情愛を背負って泥だらけでボールを追う息子の姿に、彼女自身も何度も勇気づけられてきたという。子どもたちがそれぞれの道を歩み始めたことで、長年背負ってきた「母親としての重責」から解放され、自分自身の人生を再定義する時間が生まれたのだ。