かつて内閣府特命担当大臣として行政の陣頭指揮を執った際、心血を注いだのが日本の文化やコンテンツ産業を世界へ発信するクールジャパン戦略だ。単なる観光誘致にとどまらず、伝統産業から先進コンテンツまでを包括する知的財産の戦略的活用は、政府の柱に据えられた。
縦割り行政の打破や官民連携の枠組みづくりなど、多くの難題を抱えていた政策分野に新たな視点を持ち込んだ功績は根強い。世界市場でのコンテンツ競争が過熱する現在、当時敷かれた政策の軌跡があらためて評価されている。過去の構想をいかにアップデートし、次世代の経済成長へ繋げるかが焦点だ。