絶頂期を迎えていた2000年代初頭、創業者・高橋がなり氏は「自身の存在が会社の成長の限界になる」として、惜しまれつつも突然の社長退任を発表し、農業ビジネスへと転身を図りました。カリスマ創業者が去った後、組織はいかにしてその求心力を維持したのでしょうか。
制作現場を統括する中核会社株式会社SODクリエイトを中心に、同社は集団指導体制と権限委譲を推進しました。歴代の社長には現場叩き上げのプロデューサーや経営のスペシャリストが就任し、創業者の属人的な才能に依存しない組織作りに注力。制作部門のレーベル化を進め、多様なクリエイターが自律的にヒット作を生み出す仕組みを整えました。
物理メディア(DVD)の市場縮小に伴い、一時期は売上推移に構造変化の波が押し寄せたものの、いち早くWEBプラットフォームへの移行と権利ビジネスの多角化を進めたことで、強固な収益基盤を維持しています。