五百旗頭家が「日本屈指の知識人ファミリー」と称される理由は、一族の家系図を見れば一目瞭然です。政界のアドバイザーとして歴代首相に重用された五百旗頭真氏を中心に、直系・傍系の親族に至るまでアカデミズムの第一線で活躍する頭脳が集結しています。
主な家族構成と関係者を見ていくと、その学術的ネットワークの凄まじさが浮き彫りになります。
五百旗頭真氏(父):政治学者・歴史学者(日本政治外交史)。神戸大学名誉教授、第8代防衛大学校長、兵庫県立大学理事長などを歴任。日米関係論や危機管理の泰斗として知られる大知識人。
五百旗頭薫氏(長男):政治学者・歴史学者(日本政治外交史)。東京大学大学院法学政治学研究科教授。大久保利通や大隈重信ら明治期の政治史研究で『条約改正交渉史』などの名著を世に送り出し、サントリー学芸賞を受賞するなど学会の旗手として活躍。
五百旗頭真吾氏(次男):経済学者。同志社大学商学部准教授。国際金融論やマクロ経済分析を専門とし、国際資本移動や為替制度の研究で高い評価を得ています。
五百旗頭幸男氏(親族):経済学者。同志社大学名誉教授。産業組織論や流通論の分野で長年教鞭を執り、学究の土台を築きました。
五百旗頭健吾氏(親族):情報工学・情報科学の研究者。岡山大学大学院などで電磁環境工学や情報システムの最先端研究に従事。
単一の専門にとどまらず、政治学・歴史学・経済学・情報工学と、文理をまたいで高度な知性を輩出している点が五百旗頭一族の最大の特異点です。「親の威光」に頼る世襲ではなく、それぞれの研究者が自らの専門領域で国内最高峰の実績を打ち立てています。