公式な対立の裏で、外交官たちは何を企図しているのか。表舞台での激しい非難合戦とは裏腹に、実務者レベルでの対話チャネルは維持されている。偶発的な衝突を防ぐためのホットラインの運用や、共同の歴史研究プロジェクトの再開など、危機をコントロールするための模索は続いている。
だが、世論の監視の目は厳しい。少しでも妥協的な姿勢を見せれば、国内の強硬派から「弱腰」と激しく叩かれる。政治家たちにとって、歴史問題での譲歩は政治生命を賭けたギャンブルに等しい。そのため、対話は常に極秘裏に進められ、目に見える成果が出るまでには膨大な時間と労力が費やされる。