自作のダルバートが「どうしてもお店の味にならない」「何かが足りない」と悩むスパイス愛好家に伝えたい秘密がある。その決定的な差を生み出す正体こそ、ネパール料理に欠かせない極上の秘密調味料「ジンブー(Jimbu)」だ。
ジンブーとは、ヒマラヤの高山地帯に自生するユリ科の野生ネギを乾燥させ、ギィ(澄ましバター)で炒めて香りを引き出したもの。ダル(豆スープ)の仕上げにひとさじ加えるだけで、ニンニクやニラを思わせる芳醇な香ばし気と深いコクが立ち上り、一瞬にして現地そのままの本格派へと劇的変化を遂げる。さらに、フルーティーな柑橘の香気と痺れを持つスパイス「ティムール」や、大根や葉野菜を無塩発酵・乾燥させた酸味豊かな「グンドゥルック」をスープやアチャール(漬物)に添えれば、家庭のダルバートは完全体となる。