セーラー服に身を包み、鋭い八重歯と乱れたお団子ヘア、そして狂気を孕んだ笑顔。彼女のビジュアルは登場初期から圧倒的な異彩を放っていた。一見するとどこにでもいる女子高生のような可憐さを見せながら、その手にナイフを持ち、血に執着するギャップ。この強烈なコントラストこそが、全世界のファンを瞬時に虜にした最大の要因だ。
従来の悪役女性キャラクターにありがちだった高圧的な美女像とは一線を画し、どこかあどけなさを残したデザインは原作者・堀越耕平氏の卓越した表現力の結晶と言える。視覚的な可愛らしさと生理的な恐怖感が同居する絶妙なバランスが、観る者に強烈な記憶を焼き付けた。