大学卒業後、NHKに入局した有働由美子は、スポーツ中継や『あさイチ』のメインキャスターとして一躍お茶の間の顔となった。朝の生放送で見せる飾らないトークや視聴者に寄り添う姿勢は、旧来のアナウンサー像を打ち破る画期的なものだった。この「生身の自分を晒す」プレイスタイルも、実家で培われた飾らない関西人気質がベースにあった。
その後、NHKを退職してフリーランスへと転身。日本テレビの夜の報道番組『news zero』のメインキャスターを務め、現場取材にも精力的に飛び出した。大手事務所「ナチュラルエイト」への所属を決めたのも、より自由で多角的な視点からニュース・報道に携わりたいという強い情熱からだった。彼女の決断の陰には、常に「自分の足で立ち、自分の声で語りなさい」という実家からの教えがあった。