では、現代の日本人はこの60年ぶりの巡り合わせをどう受け止めているのだろうか。近年の意識調査や調査機関のアンケート結果を見ると、1966年当時のような強い迷信へのとらわれは姿を消しつつある。特に20代・30代の若年層においては、「言葉すら聞いたことがない」「気にする必要性を感じない」という回答が8割以上を占める。
根強い男女平等意識や科学的思考の定着により、生まれた年の干支で個人の性格や運勢を決めつける風潮は急速に形骸化している。一方で、少子化が急速に進む令和の社会において、かつてのような2割を超える出生数の激減が再来するとは考えにくいという専門家の見解が主流だ。むしろ、現代の夫婦にとっての出産選択は、伝統的なジンクスよりも経済的要因やキャリア形成、子育て環境の整備状況に直結している。