本事件の悪質性を際立たせているのが、暴行直後の冷酷な行動です。捜査機関の発表によると、グループは長谷さんに激しい暴行を加えて抵抗不能な状態に追い込んだ後、身元特定を遅らせる目的で衣服を剥ぎ取り、スマートフォンや財布などの所持品を奪取しました。
その後、加害者らは札幌市内のコンビニエンスストアへ移動。設置された防犯カメラ映像には、奪ったキャッシュカードを用いてATMを操作し、現金を複数回にわたって引き出す様子が鮮明に記録されていました。長谷さんの口座からは十数万円の現金が引き出され、一部は犯行後の飲食代や遊興費に充てられていたとされています。
この一連の行動は、「単なる突発的な喧嘩の延長」という弁解を完全に打ち消す客観的証拠となり、強盗目的の存在を裏付ける決定打となりました。