食べるだけではない。自らの手を動かし、知恵を使う体験プログラムの充実ぶりも群を抜いている。敷地内を流れる清流での「マス釣り」では、竿を垂らすと透明な水面を元気に泳ぐ魚たちが目に入る。食いついた瞬間の手応え、手元で跳ねる活きの良さ。釣り上げたマスは、その場で塩焼きにしてかぶりつくことができる。命をいただくという貴重な食育の機会が、ここには自然な形で組み込まれているのだ。
さらに、秩父名物のそば文化を体感できる「手打ちそば・うどん体験教室」も大好評だ。粉をこね、生地を伸ばし、包丁で切り揃える一連の工程をプロが丁寧にレクチャーしてくれる。不揃いな太さになったそばも、自分で打ったものとなれば味は格別。秋にはサツマイモ掘り、夏にはカブトムシ狩りなど、季節の移ろいとともに変化するプログラムが、リピーターを惹きつけて離さない。