本田圭佑の健康不安説が世界的な注目を集めたのは、2013年冬から2014年にかけての時期でした。CSKAモスクワからイタリアの名門ACミランへ移籍した当時、メディアの前に姿を現した彼の首元には、はっきりと横一文字の手術痕(約10cm)が刻まれていました。
さらに同時期、以前と比べて眼球が突出したように見える表情の変化や、試合中のコンディションの波、一時的な頬のこけ(激痩せ)が指摘され、スポーツ紙や週刊誌が一斉に「バセドウ病(甲状腺機能亢進症)の手術を受けたのではないか」と報じました。
当時の報道各社による直撃取材に対し、本田本人は「何ともないですよ」「痛いところを突くね」と笑みを浮かべつつ、詳細な病名についての明言を避けました。アスリートとして対戦相手にフィジカルの弱みを握らせないプロフェッショナルとしての徹底した姿勢を貫いた形です。
内分泌外科の専門医らによる当時の解説記事では、首の切開位置や眼症状(甲状腺眼症)の特徴から見て、甲状腺疾患の手術痕である可能性が極めて高いと分析されていました。しかし本田はその後も過酷なトレーニングを継続し、2018年ロシアW杯での劇的なゴールや世界各国リーグでのプレーを成し遂げました。2026年現在もフィジカルトレーニングを欠かさず、実業家や指導者としてバイタリティ溢れる姿を世界中で見せています。