伝説のギャグ「そんなの関係ねぇ」の誕生は、華々しい成功体験ではなく、将来への焦燥感と挫折のどん底にありました。学生時代に結成したコントグループ「WAGE」の解散後、ピン芸人として活動を始めた小島よしおは、オーディションに落ち続ける苦しい日々を過ごしていました。
ネタ見せでスベり続け、頭を抱えていたある日、自宅の鏡の前で「オーディションに落ちたって、何の意味もない!」「でもそんなの関係ねぇ!」と半ばヤケクソになって体を動かしたことが、すべての始まりでした。失敗を恐れて萎縮する自分を打ち破るための「開き直り」こそが、このリズムネタの原型となったのです。
観客を圧倒するネタの流れとセリフは、綿密なリズム設計のもとに展開されます。
「下手こいた〜!」のフレーズからBGM(♪チャカチャカチャカチャカ…)に合わせて体を揺らし、「ウィ〜チ〜」「何の意味もない!」と前振りを効かせた後、爆発的なテンポで「でもそんなの関係ねぇ!でもそんなの関係ねぇ!でもそんなの関係ねぇ!」と連呼。最後に「はい!オッパッピー!」で締める一連の流れは、誰もが真似できるシンプルさと爆発力を兼ね備えていました。