プロデビューを果たすための戦略は、年に2回の大型新人賞をただ待つことだけではありません。多くの実力派新人は、日常的な「持ち込み」と「新人賞投稿」を巧みに組み合わせています。
例えば、週刊少年サンデーへの直接持ち込みや、ビッグコミックスピリッツ月例新人賞(スピリッツ賞)へのエントリーは、より短期間で現場編集者の生の声を聞く有効な手段です。Web持ち込み窓口を活用すれば、地方在住者であっても短期間で編集者のフィードバックを得られます。
持ち込みによって編集者とネームを磨き上げ、満を持して「小学館新人コミック大賞」に渾身作としてぶつける。あるいは月例賞で担当をつけてから大賞に挑むというルートは、受賞確率を劇的に引き上げる現実的なアプローチです。自分の作風が「どの雑誌のどの読者層」に刺さるのかを見極め、多角的な接点を持つことが成功の鍵となります。