ネットスラングとしての使い勝手の良さも、長寿の要因だ。日本語のネット空間では、過剰に真面目な正論は「説教臭い」として嫌われる傾向にある。しかし、クリスティアーノ・ロナウドという絶対的なカリスマが放った言葉だからこそ、パロディとしての強度が保たれる。
「彼の〇〇は上手だよ」という改変のしやすさも手伝い、ゲームのプレイが下手なプレイヤーを擁護する時、アイドルの歌唱力を庇う時など、あらゆる文脈で応用された。真面目さとユーモアの絶妙なバランスが、荒れがちなネットの議論を和らげる緩衝材として機能しているのだ。