マッドハウス版アニメのキメラ=アント編において、ネテロ会長とキメラアントの王・メルエムとの死闘は作品史上最大のクライマックスだった。この決戦の収録の最中、長年ネテロ役を務めていた永井一郎氏が突然この世を去る。あまりにも突然の訃報に、アニメ界のみならず日本中に衝撃が走った。
後を引き継いだのは、重厚な低音ボイスで知られる実力派・銀河万丈氏だ。銀河氏は、永井氏が築き上げた「飄々としつつも底知れない強さを持つネテロ」のイメージを壊すことなく、自身の持ち味である圧倒的な威厳を注入した。この交代は、視聴者に違和感を与えるどころか、「ネテロの覚悟」をより際立たせる結果となった。